しかしながら夢工房が未だに、品川区と2016年4月の開所を調整中としている以上、東京都と品川区に対して、認可の可否や、認可する場合はその根拠と正当性について、納得のいく説明を求めなければなりません。そこで私たちは、保育所として不適切な立地、夢工房の多額な内部留保金を問題として、8月建議書と質問状を品川区に提出しました。
(参考資料をご覧ください:2014.8.1 夢工房池田山計画に関しての建議書)
それに対する回答書が3週間後届いたのですが、内容は全く空疎なもので、特に地域ごとの待機児童数の集計表は作成していない、私立保育園は事業者が私有地に開設するもののため区の説明会は行わないに至っては、何のための行政か、これでは品川区の保育行政は無いも等しいではないかと思わざるを得ませんでした。
(参考資料をご覧ください:2014.8.1 夢工房池田山計画に関しての質疑書 2014.8.21 品川区子ども未来事業部長からの回答)
12月2日(火)夢工房保育所計画取り下げのニュース
先月来、社会福祉法人夢工房の理事会において池田山の土地を売却する方針が決定されたとの噂がありましたが、今月2日、品川区子ども未来事業部に出向いて確かめましたところ、夢工房から開設計画の取り下げがあったとのことでした。正式文書はまだ届いていないとのことですが、池田山の中心部に大規模保育所が新設されることは、まずなくなりました。これまでも私たちは、保育のための社会福祉活動には反対していません。そこで品川区に対しては、現在ある東五反田保育園の拡充を要求し、また保育ママなどの小規模保育の可能性も追求しています。さらに、待機児童の問題以上に池田山では深刻な「待機老人」や、今後増えていく空き家問題の解決を図る課題にも、積極的に取り組んでいきます。
12月19日(金)品川区、夢工房保育所計画取り下げを発表
品川区子ども未来事業部は、夢工房より12月4日付で、池田山保育所計画の取り下げを受理していたことを、回答書の中で発表しました。私たちは、今後も待機児童解消対策として、東五反田保育園の拡充を要求してまいります。
(参考資料をご覧ください:2014.12.19 品川区子ども未来事業部長からの回答.)